ウイルスは様々な方法で感染し、病気を発症します。
感染経路を知っておくことは、感染経路を遮断して感染を防止するなど、病気への対策を考えるために大変重要です。
感染経路には、下記のようなものがあります。
・飛沫(ひまつ)感染
ウイルスなどの病原体が咳やくしゃみなどによって空気中に拡散し、その病原体を吸入することで感染するのが飛沫感染です。
インフルエンザや風疹など様々な病気の感染経路です。
・経口感染
ウイルスに汚染された食品や水などの摂取や、感染者の便などの始末によっての感染です。
A型肝炎、ポリオ、ロタウイルスなどがあります。
・接触感染
ウイルスに感染した人との性行為など、皮膚や体液に接触し、感染者の使ったタオルなどが感染経路です。
ウイルスの接触感染による病気には、エイズや流行性角結膜炎などがあります。
・昆虫媒介感染
昆虫に血を吸われる際にウイルスが感染します。
蚊によってウイルスが媒介される日本脳炎・テング熱、マダニによるアルボ・ウィルス感染症などがあります。
この他にも、母から子へ伝わる子宮内感染(妊娠初期の風疹による感染など)、B型肝炎の感染の1つである経胎盤感染などの種類があります。
感染経路によって、ワクチン接種、消毒用エタノールを使う、マスクやうがい、タオルなどを共用しない、などのウイルスに感染しないための対策を講じることができます。
海外旅行の際には、これらの感染経路を知っておいて病気への対策をしっかり頭に入れておきましょう。
海外旅行では、気候や気温の違い、時差、飛行機での長時間の移動により、体力的にも精神的にも負担が大きく、病気を引き起こしてしまう可能性が大きくなります。
楽しく健康に旅行を楽しめるように、さらに海外でウイルスの感染源とならないためにも、対策を知っておきましょう。
まず、渡航先で体調を崩さないよう自分の体調を整えておきましょう。
持病のある人は、体調を悪化させないためにも旅行前に主治医との相談が必要です。
そして、入国許可を得るためと、日本にはない感染症にならないためにも予防接種をしてください。
アフリカや南アメリカの熱帯地域では、黄熱ワクチン接種をしていないと入国できません。
留学などの長期滞在の場合も、予防接種が義務付けられる場合があります。
A型肝炎や破傷風、狂犬病などの予防接種も行き先に応じて接種しておきましょう。
ワクチンの種類によって2~3回の接種を必要とするものがあるので、旅行前のできるだけ早い時期に接種を受けましょう。
旅行先では、生水や動物、昆虫などを媒介してウイルスに感染して発病することもあります。
食べ物は必ず火を通したものを食べましょう。
また、ウイルスなどに感染しても潜伏期の長い病気がありますので、海外旅行から戻って2ヶ月程度は、発病した場合、医師に海外旅行に行ったことを告げて相談してください。
海外旅行に際しては、旅行前・旅行中・旅行後の発病も考えて、対策を行うよう心がけてください。